04.サンオーレそではま海水浴場
南三陸町志津川に、2017年夏、白砂のビーチがよみがえった。
大津波で風景が一変したサンオーレそではま海水浴場。砂浜には2万9千㎥もの砂が新たに入れられた。
ビーチの眼の前の海に浮かぶ岩は、南三陸町のシンボル、モアイ像に似ている。
仰向けになって空を見上げているモアイの視線に目を転じると、右手に鎮座するこんもりと緑に覆われた荒島の向こうに、どこまでもきらきらと輝く海原が続く。真っ青な空には時折白い海鳥たちが気持ちよさそうに舞う。
防波堤では、釣り人たちが、どこまでも透きとおった海に釣り糸を垂れる。
白い砂浜で寄せては帰すやさしい波音を聞いていると心が洗われる。