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海とともに、
生きるまち。

02.藻場

多種多様な水生生物の命を支え、その産卵や稚魚を育む海草・海藻類の群落を「藻場」と呼ぶ。
藻場は、海の中の森。

志津川湾を囲む陸地沿いには豊かな海の森が広がっている。
藻場は水中の有機物を分解し、酸素を供給し、海を浄化し、小さな魚や貝、水生生物たちの寝床となる。そして、豊かな海は鳥や人を支える。
海藻は海に生きる多様な生きものたちの命を育むおおもとなのだ。

藻場は、命巡るまち・南三陸町の象徴的なサンクチュアリーだ。

浜の人たちは磯場や港の波打ち際にびっしりと生えた天然のフノリやヒジキ、マツモなどを、日射しが春めいて来た頃の開口日に収穫する。
春は、新鮮な海藻を味わえるうれしい季節だ。

新鮮なフノリは濃い緑色。乾燥させるとより黒っぽくなる。
フノリは赤いと思っている方が多いが、実はもとのフノリは濃い緑色。
時間が経つと、徐々に湿気を含んで右のように赤くなる。
赤くなってももちろんおいしく食べられる。

お味噌汁の仕上げに新鮮なフノリを入れて、いただきます!

>>>世界に誇る生命育む“海の森”について

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