今週のイチオシは農林漁家民宿の松笠別宅です。
武士住宅と農民住宅の関連を知ることのできる、建築史上貴重なものと評価されている。現在は周辺も含めて「ひころの里」として整備されており、地域活性化の拠点として、また故郷の原風景を味わえる施設として活用されています。
まず!文化財の松笠屋敷母屋を先にご紹介します。
<松笠屋敷母屋>とは?
幕末郷士「須藤氏」の邸宅です。
系譜によると、須藤家は平将門に代わって勢力を伸ばした平安中期の武将、藤原秀郷を遠祖とします。
現在の母屋は、江戸後期の文化・文政時代に建設されたものを修復保存しました。
在郷武士住宅と農民住宅がひとつになっている貴重な歴史的遺産として後世に伝承するとともに、各種交流の拠点施設、または研修の場として幅広く利用されています。
その中では《ばっかり御膳》と言う地元の郷土料理が食べられます。
続いて《松笠屋敷別宅》についてです。
松笠屋敷別宅で「地域の方との交流や民家での生活を楽しむ」事ができます。
震災直後はボランティアの宿泊拠点になっていましたが一般のお客様から「宿泊したい」との声が寄せられていたため、この夏、農家民宿として開業。管理・運営は農家のお母さんたちで作る団体「ひころレディース」が、ひころの里とともに行う。予約は南三陸町観光協会で受け付けます。
宿泊部屋は10畳と8畳の2つの客室、居間、台所、風呂、男女別の水洗トイレがあります。調理器具や洗濯機なども備え、長期滞在にも便利です。
食事は屋敷にある「ばっかり茶屋」で提供いたします。同団体が地元の山海の幸を使った田舎料理を振舞います。あんこ餅やタコの刺身が特に人気です。
●農林漁家民宿の流れ(1泊2日/2食付の場合の例)⇒詳細はこちらをご覧下さい。
※民宿と異なり簡易宿舎なので、お風呂などは一般的な民家同等のものです。素泊まりも可能ですが普段の旅行とは一味も二味も違う、素朴だけれど贅沢!南三陸町のお母さんたちとの交流を楽しみながら風流を楽しんではいかがでしょうか?