後藤一美さんは、志津川地区南町で飲食店を営んでいた。
南三陸ならではの魚介を、確かな技でおいしく食べさせてくれる店は大人気だった。
津波ですべてを流されてまもなく、後藤さんはお総菜の移動販売を始めた。
串揚げやコロッケ、唐揚げなどの揚げ物から、卵焼き、ひじきの煮物、ポテトサラダなどを、日々町内のさまざまな場所で販売している。
仮設住宅の人たちは、しお彩の販売車を心待ちにしている。音楽が鳴ると、人々がどこからともなく集まってくる。この日は後藤さん自身も住んでいる、志津川高校グランド仮設に到着。子どもたちがたくさん集まってきた。
雨の日も風の日も暑い夏の日も、後藤さんは町の人たちにおいしいものを食べてもらおうと、移動販売車を走らせ続ける。
Kazumi Goto
Mr. Kazumi Goto was operating a restaurant in Tokamachi of the Shizugawa district. Due to the tsunami He lost everything, but before long he started a mobile catering service to sell ready cooked meals. People living in temporary housing wait for his mobile stall, Shiosai. Mr. Goto never fails to drive his mobile stall whatever the weather, on rainy days or hot summer days, providing delicious food to the people of the town.
子どもたちの笑顔が うれしいですね~~❤
この笑顔があれば復興はすぐに出来る