皆さま、はじめまして。
この度、南三陸町のディープな情報をお届けする『特派員ブログ』に寄稿させていただくことになりました、南三陸町出身の大森丈広(おおもりたけひろ)と申します。
東日本大震災後、地元南三陸町に帰ってきて以来、私がハマった南三陸町の魅力『化石』について、全6回に分けてご紹介させていただきます^^
実は化石の宝庫!南三陸町
南三陸町といえば、みなさんはどんな事を連想されますか??
美味しい海の幸や、海や山などの自然。
活気ある商店街や、釣りスポット、ひとによっては南三陸杉など連想される方もいらっしゃるかもしれません。
たくさんの自然に囲まれた南三陸町ですが、実は『化石』の宝庫でもあるという事をご存じでしょうか?
海の波などによる浸食により、常に新しい露頭(地層・岩石などが露出している場所)がある南三陸町では実に多くの化石が見つかっています。
日本国内唯一!南三陸町だけの化石
アンモナイトや貝類。海棲爬虫類の化石など、貴重なものがたくさん見つかる南三陸町ですが、この他に国内では南三陸町『だけ』でしか見つかっていない嚢頭類(のうとうるい)という生き物の化石も見つかっています。
嚢頭類はかつて存在した甲殻類の仲間とされ、2015年に発表されました。
この生物の化石の発見のニュースは、当時国内の化石マニアの間で広まり、知る人ぞ知る南三陸町のディープな話題にもなったんです^^
化石の魅力って?
化石に興味がない人からすれば、それが見つかったからといって何が楽しいのか?そう思われるかと思います。
だからこそ、化石について少しでも興味を持ってもらえればと思い、私が思う『化石の魅力』について紹介させていただきます。
化石の魅力その1 宝もの探し
自然の中で化石を見つける場合、露頭周辺に転がっている石を目で見て探したり、ハンマーで石を割り探したりするのですが、簡単に見つからない場合も多々あります。
一見苦行のようですが、目星をつけた場所でひとつの化石を見つけた時、まるで宝ものを探し当てたような感覚で今までの苦労が報われる感じがします。
化石の魅力その2 太古に思いを馳せる
化石を含む地層の特徴(砂岩、泥岩など)や堆積している生物の種類、密集している情報から、当時の環境を推測することが出来、昔はこんな環境だったのかなぁ?とか他の生物との関係はどうだったのだろう?と想像するワクワク感があります。
如何でしょうか??
化石の魅力や楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私の場合はこの他に『化石好き』という共通項でつながった大学などの先生、学生、そして南三陸町内の仲間との交流も魅力のひとつとなっています^^
次回に関して
今回は簡単に紹介させていただきましたが、次回はなぜ、南三陸町で多くの化石が見つかるのか?地形的な特徴とその歴史に関してご紹介させていただきます。
それではまた!
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