今が旬!冬の鍋には欠かせない存在になりつつある「セリ」。宮城県が生産量1位なことご存じでしたか?春の七草にも数えられる「セリ」の栽培がここ南三陸町での広がりを見せています。
戸倉のセリ農家さんを取材!
南三陸町全域で11軒の方々が栽培されていますが、今回は戸倉のセリ農家さんを取材させていただきました!セリは、元々田んぼだった場所を活かし、水を張って、種をまいて成長したものを収穫します。
水田の中に正座をし、折れないように大切に丁寧に少しずつ揺らしながら収穫をします。農家さんは黙々とこなしていますが、これが想像以上に時間がかかり、そして繊細な作業なんです。
収穫したセリを作業小屋へ運び、製品にするための選別作業を行います。これも見極める力と速さが重要。
驚きなのが、A品になる部分は半分にも満たない量。細く折れていたりする部分は全て取り除く必要があるそうです。
一番大変なことは?の質問に、「気候についていくのが大変。」1日種を蒔く日を変えただけで、生育が全く違う。今年も夏から冬に突然冷え込んだりと長期予報など見てはいるが中々あてにならない。と試行錯誤されている様子でした。
嬉しいこともあったようで、昨年土壌改良をして太いセリが多くなったので嬉しい。改良を続けていいセリを生産していきたい。と忙しい合間を縫ってお話しいただきました。
セリの基本情報
今出荷されているセリは根っこ付きで、根も食べることができます。
10月~3月の冬に出荷される「根セリ」は、癖が少なく、香りも優しく食べやすいのが特徴。4月~ゴールデンウイークに出荷される「葉セリ」は、根っこの上を刈り取るもので、特徴的な香りが強いセリです。
調理法としては、ここ数年流行り、冬鍋の定番になりつつある「セリ鍋」や、根っこの天ぷら、ベーコンや卵と炒める、玉子焼きに入れるなど、和にも洋にも合う食材です。(調理後の写真撮るの忘れてしまいました…)
>>セリ食材レシピ紹介(JA)
南三陸産のセリメニューを食べよう!
弁慶鮨
取材させていただいたセリ農家さんが直接納品されています。南三陸産セリを応援したい気持ちで、メニューも豊富に揃えられています。
創菜旬魚はしもと
初開催中『南三陸町産天然あわびフェア』メニュー、「活あわびのしゃぶしゃぶ」の付け合わせに南三陸産のセリを使っています。旬をお楽しみいただける一品です。
南三陸まなびの里いりやど
日替わりの夕食メニューの囲炉裏鍋にて、南三陸産のセリを使用しています。ご希望の方はお問い合わせ下さい。
南三陸産のセリを買おう!
さんさん市場
南三陸さんさん商店街にあるセレクトショップ「さんさん市場」にて、複数の農家さんが直接納品された新鮮なセリを購入いただけます。日によって出荷されている農家さんが異なること、また店頭にない場合もございますのでご了承ください。
他にも、JAの直売所にて購入できるそうです。今回の取材は、農協の職員さんにご紹介いただき実現しました。ありがとうございました!
「南三陸セリ」としてのブランド化は、もう少し生産量が増えないとできないそうですが、毎年生産量が増えているので、「南三陸セリ」として登場する日も近いかもしれませんね。
ぜひ、農産物の旬も南三陸で味わってみてください。
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