南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」主催の化石シンポジウムが、今年も平成の森アリーナにて開催されます!
当日には化石研究者の永広昌之教授・中島保寿准教授をお呼びした講演会、未来のミュージアム構想、町の子供たちによる名物アイディア発表会まで!
今回はその主催者であるHookes代表の高橋直哉さんへ、化石シンポジウムについてインタビューして来ました!
2回目ともなる化石シンポジウム。今回の開催の目的は?
南三陸町では化石研究が今も進んでいます。そして、多くの親子の方を含めて化石発掘体験などを通して化石の楽しさに触れてもらう機会も増えています。昨年のシンポジウムは、化石の魅力を発信することで、近隣住民の皆様にも知ってもらうことを目的として開催しました。
今年度から、新たに化石を専門とした地域おこし協力隊が南三陸町へやってきました。化石発掘体験の受け入れの整備や魅力発信の企画など行っています。
南三陸町の化石について、改めて様々な活動と共に報告するため、今回のシンポジウム開催を決定しました。
シンポジウムの内容について教えてください。
第一部は南三陸町における化石研究講演会となります。今もなお、南三陸町で研究を続けている化石の専門家による最新の化石研究に加えて、新種疑惑のある化石発表まで!
第二部では、歌津地区へ作りたい未来のミュージアム構想の発表を行います。地域おこし協力隊の活動報告も行います。
第三部は町の小中学生に協力してもらった新名物アイディアコンテストの発表会です。子供たちのアイディアを、町内の事業者が実際に形にした物と共に発表します。
新種疑惑のある化石の発表があるんですね。
のうとう類化石が2015年に発見されて以来、研究者、そして一般の方も化石を目的として南三陸町を多く訪れるようになりました。その中で研究者の方とも密にやり取りさせていただく機会が増えてきました。
いつものように化石を色々見ていたら、「いつも見てる”のうとう類”と違うなあ」と気づいたんですよね。そこで、南三陸をフィールドに化石の研究もされている永広先生(シンポジウム講演者の一人)にすぐに連絡を取ってみたんです。
そこから、研究が始まりました。そして今回の化石報告にまで至ることが出来たんです。
こんな風に化石という資源がある、化石の価値を分かる住民がいる、化石を専門としている研究者と連携ができる、という様々な要素が合わさった結果生まれたことだと思います。
高橋さんと研究者の連携素敵ですね。今後そういった事が増えたら面白いですね
まさにですね。
今回たまたま私が発見しましたが、化石の発見は誰にでも可能性があると思っています。住民1人1人が”化石の発見者”になるようなまちになったら面白いですよね。
研究者とのホットラインも今まで築いてきたので、発見から研究までのスピード感もとても早いです。新しい発見に南三陸に住んでいる方々と共にワクワクしていきたいですね。
それが叶えば、今までは埋もれてしまっていた大発見が、今後どんどん生まれてくるかもしれません。
どんな人に化石シンポジウムに来て欲しいですか?
化石に全く興味が無い人に1番来て欲しいと思っています。
まちの資源として、今後どんどん魅力を発信していきたいと思っています。
それは1つの角度からじゃなく、色んな人の手が加わることによって、どんどん面白くなると思うからです。
化石の専門家の方々の話は、とっても分かりやすいので興味のない方でも、楽しめる内容だと思います。
最後に、シンポジウムへ来てくれる人へひとこと!
新しい発見と子供達のアイディアがたくさんつまったシンポジウムです!
ぜひ、お楽しみに!
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