ラムサール条約に志津川湾が登録されて5周年が経ちました!
改めて、南三陸の海にいる素敵な生き物たちをご紹介します🐟
夏のシーズン、海水浴場がオープンしたら是非会いに来てくださいね!✨
砂浜や岩場(岩礁やテトラポッド)など、多様で変化に富んだ海底環境となっています。それぞれの環境に特有の植物が海の森や草原(藻場)をつくり、多種多様な生きものが生息しています。また、寒流と暖流がバランスよく混ざり合う海洋環境を背景に、冷たい海の生きものと暖かい海の生きものの両方が見られ、生物多様性の高い海なのです🙌
志津川湾で観察できる海の生き物
マコンブ
冷たい海を代表する大型の海藻です。
まとまった藻場(もば)がある海域としては、志津川湾が南限に近いと言われています。良質のダシがとれる高級食材としても有名ですね!
アラメ
暖かい海を代表する大型の海藻です。まとまった藻場がある海域としては、志津川湾が最北端に近いと言われています。志津川湾では濃密な藻場をつくり、ウニやアワビの重要なエサになります。南三陸では「カジメ」とも呼ばれます。
アマモ
内湾の静かな砂地に生育する海草(うみくさ)の仲間です。砂地の海底に草原をつくり、様々な生きものたちの住みかとなります。初夏に可愛らしい白色の花を咲かせます。冬には、希少な渡り鳥「コクガン」の重要なエサとなります。
ハスノハカシパン
五角形に近い円盤状の形が特徴のウニの仲間です。短い棘に覆われていて、触るとざらざらします。サンオーレそではま海水浴場のビーチの浅い砂地にたくさん見られ、砂の中に潜って暮らしています。
タマシキゴカイ(糞と卵)
砂に潜って暮らしているため、普段姿を見ることはありません。砂と一緒に有機物を飲み込んで食べ、きれいにした砂(糞)を海底に押し出します。海底のモンブランケーキのような塊が糞で、その近くにある、風船のようなゼリーは卵(卵塊)です。
クサフグ
小型の可愛らしいフグです。アマモの草原の上を、胸びれをせっせと動かしながら泳ぐ姿を見ることができます。よく砂に潜っているので、ビーチの砂の中から突然飛び出してくることもあります
希少な種類の生き物&海藻
タチアマモ(絶滅危惧Ⅱ類:環境省)
草丈が7mにもなる世界最長の海草類です。他のアマモ類より深い水深に生育します。葉の幅も広く、立体的な見事な草原をつくります。
スナガニ(絶滅危惧Ⅱ類:宮城県)
目が大きく、ガラス細工のような美しいカニです。砂浜を素早く走り回る俊足ランナーですが、昼間はほとんど巣穴に隠れています。生息場所である砂浜が減少し、県内では限られた場所にしか生息していません。
アイナメ
アカモク
アサヒアナハゼ
アサリ
アミメハギ
イシガニ
イソガニ
イソシジミ
ウミタナゴ
※注意が必要な生き物たち
カツオノエボシ
青い烏帽子(えぼし)のような形の美しいクラゲですが、刺されると強烈に痛むことから、電気クラゲとも呼ばれます。砂浜に打ち上げられていることがありますが、みつけても絶対に触らないでください。
カギノテクラゲ
直径1−2cmほどの小さなクラゲですが、強い神経毒を持つため注意が必要です。普段は海藻の葉についていますが、水面近くを漂っていることもあります。もし刺されてしまったら、すぐに水から上がるようにしてください。
口コミ・コメントなど