2023年7月20日に観光協会に新しいメンバーが着任しました!
神奈川県茅ケ崎市から移住してきて、ふんの化石の研究を専門としてきた菊池優さん
(※写真右が菊池さん、左は化石発掘体験を現在中心に行う高橋さん)
これから化石を通して南三陸の観光を盛り上げるべく3年間の活動をスタート!
着任したということで、みなさんに菊池さんの事を知ってもらうべくインタビューしてきました👏
菊池さんの地域おこし協力隊としてのミッションはなんですか?
南三陸町での化石を使った観光の活性化と南三陸町内外での化石に関する認知度向上です!
そもそも菊池さんが化石に興味を持ったきっかけって何ですか?
大学3年生の時に就活など色々な進路がある中で、大学の中に古生物の研究室があり、小さいときに博物館で化石に興味を持ったことを思い出し、そこからのめり込んでいった感じですね。神奈川県に住んでいたので、生命の星・地球博物館という県が運営している施設に幼い頃(おそらく保育園の頃?)の遠足で、そこで見たものにワクワクしてました。
南三陸には、地域おこし協力隊になる前から来てたんですか?
大学・大学院時代と南三陸の化石が研究対象でした。当時の指導教員の中島先生と共に数回訪れていました!なので、現在一緒に活動している方々とも、その時からお会いしてたんです。
自分の専門は、ふんの化石です。ふんの化石は、当時の食生活や生態系などを知るのにもとっても興味深いです。化石発掘体験などで見つけた際は、ぜひアツく語りますね。
※中島先生・・・東京都市大学准教授(古生物学研究室)
古生物学研究室は、地層に残された生命の痕跡である「化石」を発掘し、分析し、現在の生物と比較することで、生命進化の謎に取り組んでいます。主に、わたしたち人間に近い「脊椎動物」(恐竜、その他爬虫類、哺乳類、両生類、魚類など)を扱っています。
研究者がわざわざ足を運ぶ南三陸の化石の魅力って何ですか?
南三陸の化石は、恐竜のようなものではなくて、海の生き物たちの化石なので、結構マニアックかもしれません(笑)
でも、約2億5千万年前に生きていたウタツサウルスやのうとう類の化石が発見できるのは、日本で、ほぼここだけ。なので、本当に希少な場所なのです!
なるほど💡日本でほぼここだけって魅力的ですね。菊池さんは今後どんなふうに活動していきたい等展望はありますか?
現在、化石発掘体験を中心となって実施している高橋直哉さんと一緒に体験を提供しながら、自分ひとりでも体験を実施できるようになり、より多くの人に化石の魅力を届けたいなと思っています。
あとは、化石のお土産なんていうのも作ったりしてみたいですね。
そして、化石に少しでも興味を持ってくれた人が、より魅力を感じてもらえるように化石のコレクションをするような仕掛けもしたいですね。
やっぱりなんでも集めたりするのって楽しいですしね。
南三陸町の貴重な化石をより多くの人に広めて、町に魅力を感じて来ていただけるように地域おこし協力隊として色々トライしていきたいです。
南三陸町のみなさんへメッセージがあれば教えてください!
まだまだ着任したばかりなので、おすすめのスポットや生活の知恵、化石についてどう思っているか等ぜひぜひ教えてほしいです!
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