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牡蠣を食べるために大行列!? 南三陸産 の牡蠣が大人気の理由とは?

牡蠣を食べるために大行列!? 南三陸産 の牡蠣が大人気の理由とは?

 

南三陸町が 自慢 する美味しい 食材の 1 つ に牡蠣があります 。 南三陸町では牡蠣の養殖が盛んで、 収穫は秋から始まり夏前まで行われます 。

2023 年 2 月に 開催された 第 2 回ラムサール志津川湾牡蠣祭り では、 限定 5000 個の 蒸し牡蠣がふるまわれるということで、イベント開始前 から長蛇の列が できて いました。イベント終了時間 を待たずに蒸し牡蠣は配布終了、各テナントで販売していた 牡蠣も売り切れ になってしまうほどの大盛況でした。

県内はもちろん、 遠方からも訪れるほどの人気ぶり 。
その人気の理由とは一体 何なのでしょうか?

今回は、南三陸町戸倉地区 の若手漁師、後藤伸弥さんに牡蠣について取材してきました。

美味しいだけじゃなくて、環境にも優しい国際認証を取得
戸倉地区の牡蠣「戸倉っこかき」

後藤さんは水産高校卒業後 より、 家業であった漁師を始めました 。 両親とともに牡蠣やワカメ 、ホヤの養殖などを行なっています。 漁船に乗って後藤さんが 牡蠣の養殖をしている場所へ 向かうと 、まっすぐ等間隔に並んでいる浮き玉が見えます 。この浮き玉の下に牡蠣 が吊り下がっています 。


「震災前は、2、 3 年養殖した牡蠣を出荷していたんですが、震災後に過密養殖を見直して再開したことで、牡蠣 1 個 1 個に栄養が行き渡るようになり、今では 1 年ものを出荷できるようになりました。 1年で収穫するサイクルで、台風など天候の影響で破損することも減り、環境にも優しい養殖ができるようになったと感じています。何より、 安定して品質のいいものを提供できるようになったのは 嬉しいですね 」


震災をきっかけに持続可能な漁業を進めていこうと決意した戸倉地区では、牡蠣養殖のルールを決め、養殖棚を震災前の3分の1に減らしました。 環境に配慮した取り組みが認められ 戸倉地区の牡蠣は、 日本で初めてASC 認証を取得し ました。
リアス式海岸で囲まれた内湾には山から豊富なミネラルを含む水が流れ込み、その栄養分をたっぷり取り込んだ南三陸の牡蠣は、濃厚でクリーミーな味わいになります。

今回、収穫した牡蠣も身が大きくぷりっぷり。 生で食べても良し、鍋に入れても良し、フライにしても良し、焼いても良し。 確かにこれは行列に並んでも、食べたくなってしまいます。特に3 月 4 月の牡蠣が1 番漁師さんとしてもおすすめだそう 。 牡蠣といえば 、冬のイメージ ですが、春が身がぷりっとしていて美味しい のです 。

若手漁師グループ「戸倉 Sea Boys 」の活動も

牡蠣をいろんな人に 食べてもらいたい後藤さんは地元の若手漁師で結成された「戸倉 Sea Boys」のメンバーとして、南三陸の食材のおいしさを伝える活動も行なっています。

コロナ禍が 落ち着いた今年からは、町を飛び出してイベントの開催を視野に入れているそうで、 今後の活動も楽しみです 。 そんな 後藤さんが今、個人的にやりたいことは、「料理人に牡蠣剥きを教える」ことだそうです。

「最近、Instagramを始めてを始めて『戸倉っこ牡蠣』をを検索してみたら、自分の作った牡蠣がいろんなところで出されて、美味しいって食べてもらっていたんです。そういうのってやっぱり嬉しいですよね。ただ、『牡蠣剥きをできるスタッフがいないからうちの店では扱えない扱えない』ってお店もあることがわかりました。だから、うちの牡蠣じゃなくてもいいので、まずは牡蠣を扱ってくれるお店を増やしたいなって思って、料理人に牡蠣剥きの仕方を教えたいなって思っています」

家業の漁業を行いながら、同世代の仲間と新しいことに挑戦し、牡蠣の美味しさを広げていこうと尽力する後藤さん。自分が育てた自慢の牡蠣を食べてもらえる喜びが活動のエネルギーの源なのかもしれません。全国各地で南三陸産の牡蠣が食べられる未来もそう遠くないかもしれないかもしれないですね。

戸倉SeaBoys

公式Instagram:戸倉SeaBoys(@togura_seaboys) • Instagram写真と動画

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