ラムサール条約に登録され、国内有数のコクガンの越冬地として知られる南三陸町の志津川湾で、今年もコクガンが多くやってきています📣
コクガンって、どんな鳥なの?
国の天然記念物で絶滅危惧種にも指定されているコクガンは、黒い羽毛で覆われた体と、白い輪のような首の模様が特徴。繁殖地の北極圏から餌のアマモなどを求めて飛来し、北海道や東北地方の沿岸で冬を越し春に回帰します。
コクガンの餌のアマモって?
アマモは小魚や甲殻類などの棲みかになるだけでなく、海をきれいにし、また光合成により二酸化炭素を吸収して酸素を作るなど、海の生き物だけでなく私たちにとっても大切な海藻です。そんな生き物にとって欠かせないアマモですが、高度成長期の水質悪化や沿岸域の開発などによって、アマモの生息地であるアマモ場が大幅に減少。南三陸町の志津川湾では、その貴重なアマモがあることから、コクガンが飛来してきます。
どこに行ったらコクガンは観れる?
南三陸・海のビジターセンターの2階がコクガンを観察するのには最適なスポット!南三陸の自然に詳しいスタッフが多数在籍しているので、是非気軽に話しかけてみてくださいね。
南三陸・海のビジターセンター概要
住所 |
〒986-0781 宮城県本吉郡南三陸町戸倉字坂本21-1 |
電話番号 | 0226-25-7622 |
休館日 |
火曜日、年末年始 http://www.kawatouminovisitorcenter.jp/umi/info.html |
開館時間 | 9:00~16:30 |
コクガンに会いに行くときの注意点
※コクガンに会いに行くときに漁港内へは立ち入らないで下さい!※
漁港は漁師さんたちの生業の場所であり、加えてこの時期は牡蠣出荷作業を忙しくされていることもあって、いろいろな方が出入りすることは作業に支障もきたしかねません。
また鳥たちも、人が近寄るとストレスを感じるはずで、それは生息環境として志津川湾が選ばれなくなることにも繋がりかねません。生態系の保全とは言えなくなるのです。こういった理由から、コクガンたちに近づこうという気持ちを抑えて、漁港内への立ち入りを控えていただきますようお願いします。
コクガンの飛来状況を知りたい!
石巻・南三陸 川と海のビジターセンタースタッフがTwitterにて随時飛来情報を発信しています📣ぜひフォローしてチェックしてみてください♩
【石巻・南三陸】川と海のVCスタッフ(@kawaumi_vc)さん / Twitter
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