今回はみなレポ特別ver.として、
『七ヶ宿中学校2年生のみなさん』が登場!
先日(7/2-4)南三陸町で野外体験活動を行った様子をレポートしてくれましたので、ぜひご覧ください。
*レポ①〜⑥までつづきます*
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私たちは,八年前に起こった東日本大震災で,実際に津波の被害にあった南三陸町の 歌津地区復興支援の会一燈の皆さんに直接インタビューをしました。
町役場の仕事を辞め,現在は復興支援の会の中心として活動されている小野寺寛さんに,スライドショーと動画を通してお話をしていただきました。
震災前と震災後の南三陸を写真で比較し,実際に津波が町に流れ込む瞬間の動画を見ると,南三陸が受けた被害の大きさを改めて痛感しました。
50年に一度は大津波が来て,そのたびに多くの住人の方々や建築物が流されていること,東日本大震災での死亡者と行方不明者は900人近くいることを知り,深い悲しみと驚きを感じました。
次に,実際に津波の被害を受け,家族や親戚,自分の住む場所を奪われてしまった町のご婦人の方々に,直接お話をいただきました。
震災当時は,家も食料もない中で毎日を送り,外を歩くときには,瓦礫の下敷きになって亡くなっている人を見かけるときもあったそうです。
しかし,そんな苦しい生活を送っていた彼女たちですが,ここまで生きることができたのは,全てボランティアや他の地域の人達のおかげだと口々に話していました。
「沢山の人の優しさが,私たちを生かしてくれた。震災前と比べて,町の住民の団結力や協調性が,さらに高まった。」と,自信にあふれた眼差しで話してくれました。
8年前,私たちは,比較的被害の少なかった七ヶ宿町で毎日を送りました。そのため,新聞やニュースで見る南三陸の映像はどうしても実感をもって受け止めることができなかったのです。
しかし,今回の体験を通して,実際に被害を受けて苦しんでいた人々の気持ちや思いや,いつも何気なく送っている日常が,本当にかけがえのない幸せなのだということを学ぶことができました。
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