東日本大震災の発生から間もなく8年。
復旧工事で風景は日々変化し、かつての町の記憶は遠のきつつあります。
それでもあの日起こったこと・学んだ教訓を風化させず、世代を越えて
語り継いでいくことが大切です。この思いから、南三陸町観光協会では
若い世代の語り部育成に力を入れています。
本日は現役の語り部さんを招いての、第1回目の講習会でした。
受講するのはこちらの3名です。
普段「まちあるき語り部」を担当しているので、この子知ってる!という
方もいらっしゃるかもしれません。
震災当時、彼らは中学生または高校生でした。
一言で『南三陸町民』といっても、生まれた土地、通った学校、そして被災した
場所はそれぞれ異なります。
今回は実際にご案内する施設を訪れ、語り部さんから知識の共有と、案内の際の
注意点、知らなかった町の歴史などを学ばせていただきました。
何の知識もなければ、ただの土地にしか見えないかもしれません。
しかし当時の話を聞くことで、そこは実は多くの人々の命が失われた場所で
あったという事実を知ります。3名にとっては知っていること・知らなかった
ことがそれぞれにあったのではないでしょうか。
講習の間、メモを取る手が止まることはありませんでした。
今後彼らは数回の講習会、実地練習を経て、語り部として成長していきます。
そう遠くない未来、皆様をご案内する日がやってくるかもしれません。
3名の成長を温かく見守っていただけますと幸いです。(NIKE)
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