みなさんはみちのく潮風トレイルと言うものをご存知でしょうか??
青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイル。
その最大の魅力は、海の景観をダイナミックに感じるスポットの豊富さ。
日本一美しい断崖やリアス海岸ならではの風景、恵み豊かな世界三大漁場など見どころが目白押しです。
みちのく潮風トレイルHP:http://tohoku.env.go.jp/mct/
今回私は、11月20日(火)と21日(水)の2日間にわけてコース整備のためみちのく潮風トレイル南三陸コース(約38km)を歩いてきましたのでその様子をお伝えします。
コース情報:http://tohoku.env.go.jp/mct/route/
~1日目~
初日20日(火)は気仙沼コースとの境、歌津地区からのスタートです!!
思っていたよりも暖かく、上着は一枚脱いでも大丈夫なくらいの晴天でした。
コース上を歩いていると、地域の方が挨拶に来てくれて新たな出会いや、交流をすることも出来ます。この日も「こんにちわー!!」という声が聞こえ、振り向くと畑仕事をしていたご夫婦が来てくれてお話しをすることが出来ました。
その後、目の前に立ちはだかるのは田束山。山頂付近に行くまでには「行者の道」という約1.5kmにわたる登山道を進まなければいけません。
ただし、この登山道はとっても自然の景色が綺麗なのがオススメです。
また、今回は秋の終わりごろと言うことで様々な景色を見ることが出来ます。
「行者の道」は昔からの言い伝えや民話があるのも特徴です。そういったことも学びながら歩くとより充実したトレイルになるかなと思います。
道中には分かれ道などもあるため、コースが分かりやすいように目印テープをつけるのも今回の目的です。
約1時間ほど登山道を登り山頂付近にいくと・・・
天候がよければ太平洋沖や、石巻の金華山も見ることが出来ます。
上りがあれば下りもあるのが山道。下りは広葉樹林が広がっているので道中は
落ち葉のじゅうたんでいっぱいです。
山を下り一安心したのも束の間、すぐにまた山を上り、見えてくるのは南三陸町入谷地区です。
入谷地区は南三陸のなかでも山々に囲まれているため自然がいっぱいなので動物達にも出会うことが出来るかもしれません。
またコース上にあるイエス工房にお立ち寄りいただくことも可能と言うことでここで休憩しながら南三陸のお土産品を見てみるのもよいかもしれませんね。
入谷地区の道を歩き続け、次に見えてくるの志津川地区です。
ただし、道中は山の中を歩いていますのでどこからが志津川というのはすこし分かりづらいかもしれません。
こうして1日目は志津川地区に来るまで約22kmを歩き、午後4時を過ぎたため一旦終了となりました。
~2日目~
11月21日(水)この日も晴天!!前日の終了地点からの出発で残り16kmのトレイルを目指します。
道中は鮭の遡上も見れました。(写真だとすこしわかりずらいかもですが何匹も鮭が写っています!)
志津川から戸倉へ行く道中は一部進路が分かりづらい部分がございますが下記画像のように杭の目印がございます。こうしたものも各コースの分かれ道に設置されておりますのでもし道が分からなくなった場合は目印としてご活用ください。
こうした整備や設置物の確認もしながらたどり着いた戸倉地区。
この地区にくるまでも様々な素敵な景色が見れますのでその一部を写真にてご紹介!
「戸倉まで来たからあと少し!!」と言うところで雨が降り始め、寒さが厳しくなった事と前日からの疲れもありかなりペースダウン・・・
綺麗な海を見ることが出来なかったので少し残念ではありますが「残り10kmだ」「あと5km・・・」とゴールが近づくに連れ、これまでの頑張りが頭をよぎります。
そしてついに南三陸コースの最終地点神割崎!の一歩手前の神割レストランへ到着!!
「ゴールだー!!」と感動してしまい、写真を撮るのを忘れてしまいましたが見事2日間合計38kmにも及ぶみちのく潮風トレイル南三陸コースを完走することが出来ました!!!
町内にすむ私は普段であれば、車を使い、大きい道路を目的地まで寄り道せず移動していましたがトレイルを通して改めてそれまでは気づかなかった南三陸の自然に触れる事が出来たり、その場所でしか見れない素敵な景色や風景を知ることが出来ました。なので始めて南三陸を訪れる方でも、何度も訪れている方でも新たな南三陸を知るきっかけになるかと思います。
今後は冬になり、トレイルをするのは難しくなるかと思いますが来年の春など今回の景色とはまた違ったものを見ることが出来ると思いますのでぜひトレイルコースを活用してみてはいかがでしょうか??
皆さまの体験や、実際にトレイルコースを歩いてみての感想をぜひ、お待ちしております!!
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