【南三陸観光ポータルサイト】 宮城県南三陸から、地域の観光情報を発信中!

南三陸観光ポータルサイトへようこそ

海とともに、
生きるまち。

みなレポ

受け継がれる伝統「入谷打囃子」

今宵もよ~い!よ~い!の声とともに聞こえてきました笛太鼓の音‼

今年も始まりましたー!

入谷八幡神社例大祭に奉納される「打囃子」の練習です。
(練習は2週間ほぼ毎晩行われます。)
奉納は4つの沢がそれぞれ打囃子講を形成し持ち回りで奉納します。
今年は桵沢講(たらばさわこう)が当番です。(私も参加していますよ)

~打囃子発祥の由来~ 
250年前入谷に住む猟師が猪を仕留めたところが入谷と登米羽沢との境界付近であったため登米の猟師と言い争いになりどちらも引かず口論のあげく入谷の猟師は登米の代官所に連れていかれ牢屋に入れられてしまいました。
入谷の人々は入谷側の勝利と猟師の無罪を毎日入谷八幡神社に祈願しました。
その結果、入谷側の勝利となり八幡様の御加護の賜物と感謝し時の肝入り、山内甚兵衛が任命する3名を京都に派遣し、祇園囃子をはじめ各地で打囃子を習得させ八幡神社の祭典日には御礼として盛大な踊りを奉納したのが入谷打囃子の始まりで有るとされています。
(県の無形民俗文化財にも指定されています。)

今回は祭典が916日とまじかに迫り、桵沢講(たらばさわこう)の芸子さん達が打囃子の練習に奮闘している様子をリポート致します。

練習は後半となり疲れも出できているかと思いきや・・・・・・・・・
皆さん本番さながら気合が入っています!
笛は楽譜がありません。
指を見て覚えます。
習得が難しく上達は並大抵ではありません。
大太鼓の音によって獅子が演舞すると言われています。
4年前、獅子愛子をしていたあどけない顔の少年が今回は大太鼓に挑戦!
逞しく成長した姿に感無量です。
小太鼓は3歳位から挑戦する子もいます。
お母さんが付き添っての練習、眠くても頑張っています。
獅子愛子は獅子の足踏みに合わせあやします。
※写真は昨年撮影
衣装には必ず家紋が刺繡されているか縫い付けてあり鈴を付けます。
おばちゃんやお母さんが工夫を凝らし思いを込めてこしらえた衣装です。
本番では優雅な衣装を身にまとい華麗に舞うことでしょう。

昔は祭典に参加できるのは男子のみとされていました。
しかし少子化により近年は女子も参加できるようになりました。
後継者問題は深刻ですが打囃子を継承していこうとしている人々の心は昔も今も変わらないのだと練習風景を拝見して思いました。

祭典  9月16日(日)詳細はこちら
揃え  9月15日(土) 
場所 旧林際小学校体育館 
時間 午前10時 旧林際小学校体育館~高貞商店前~日輪~清流会館~峰~
         山の神平~午後2時終了 

当日ご都合がつかない方は前日の揃えをご覧になれますので
是非お越しください。

口コミ・コメントなど

Return Top