6月の中旬から8月の初旬までが旬となっている『ウニ』
南三陸のウニは北海道などで水揚される「バフンウニ」と比べ、
身が黄色く上品な味わいが特徴です。また養殖のウニというもの
は存在しません。すべて「天然もの」なんです。
実は南三陸では『決まった日だけウニを取っていい日』が決まっ
ています!その日を
『開口』
と呼びます。
『開口』とは、一部の海産物に対する解漁期間のこと。
漁業権をもっている方のみだけ、参加できることとなっています。
~開口の一連の流れ~
開口がある朝はとても早いのです!
今回の協力は、私の家族にお願いして撮影をしました。
朝、体が濡れないようヤッケを着てライフジャケットを必ず
身につけた後、海に浮かぶ船を寄せ出発します。この船に乗る時が
ぐらぐらし、安定しないのでとても怖かったです…。
ウニが取れるポイントにつくと一斉に取り始めます!
主に岩場などにくっついていることが多いので他の方
々も目を光らせながら狙い取ります。
ウニを取る道具は「カギ」という道具を使ってとるんです。
写真ではわかりにくいかと思いますが、先端が二手に分かれ
ているのでそこに上手にウニをひっかけます。
ウニを見つけるには『かがみ』という道具をつかいます!
左手に持っている黒い箱のようなものが『かがみ』です。
箱の底は透明な板があり、海の中をのぞけます。
きりの良いところでこの日の佐藤家の開口は終了。
いまから岸に船を引き上げます。
船を引き上げるのがこの機械!
この機械からでるロープを船にひっかけ、引き揚げます。
ただ引き上げるだけでは船が傷ついてしまうため、あまり
傷がつかないように丸太を挟んでコロコロを移動します。
そして家に帰り、ウニ剥きをします。
ウニを剥くと手が紫になってしまうのと、手袋をしても
痛い時があります。今年のウニは身が小ぶりだそう…。
まだ6月の初旬ということもありウニが育ってないのかもしれませんね。
剥きたてのウニは濃厚で甘みのある新鮮な味わい。
長期保ちたい場合は塩ウニにして保管します。
どちらもご飯にあい、家族みんなウニが大好きです!
開口のあった日はどの食卓もウニで盛り上がる家庭が多いと思われます。
この町の「おすそわけ」でウニをいただく家庭も多々あります。
南三陸で食べられるウニ料理!
南三陸では5月1日から開始した
「キラキラうに丼」の販売をしております!
南三陸ならではのキラキラうに丼。
こぼれんばかりの黄金の一杯をぜひご堪能下さい!
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