国立嘉義高級中学様(台湾)【スポーツ交流体験】実施レポート

■実施概要

【日時】2023年7月22日 10:00~12:00

【団体】国立嘉義高級中学様 

【人数】20名

 

 南三陸町観光協会では短期の教育旅行の受け入れの他、長期間の教育旅行やインターンシップなどの受け入れも行っています。1週間から2ヶ月の間、暮らしながら地域の方と交流し、町の課題解決について考えたり、自分自身の成長につながる機会として、有意義な時間をコーディネートしています。

 今回紹介するのは、そんな長期滞在のときにおすすめしたいプログラム。町民の特技を活かした「スポーツ交流」で、チームビルディングやリフレッシュにつながり、滞在期間をより有意義に過ごすきっかけとなるプログラムです。

 今回は、台湾の嘉義高級中学校生(高校生)20名が「スポーツ交流」を実施しました。台湾からやってきた生徒たちは、約2週間の滞在のちょうどこの日が折り返し時点。南三陸町での日々の生活に充実感を感じながらも少し疲れも出てくるころ。お友達と汗をながしながら、笑い合うことでリフレッシュにつながることも期待できます。

 会場は南三陸町の北側に位置する歌津地区にある「平成の森」。ここには多目的に使用できる芝生グラウンド「多目的運動場」をはじめとして、ナイター設備のある「野球場」や「キャンプ場」等の施設があります。

 さらに、60名収容可能な宿泊施設を有し、交流会や会議の場として活用できる「ミーティング室」に加え、イベントやアクティビティで活用できる200名収容可能な「アリーナ」、トレーニングルームなど、スポーツを軸にした交流活動の拠点となる場所です。

 今回は「多目的運動場」を使って、南三陸で密かなブームとなっているスポーツ「アルティメット」を体験しながら交流を図りました。

 講師を務めるのは佐藤慶治さん。南三陸町出身の佐藤さんはUターン後、スポーツを通じたコミュニティ構築を目的としたスポーツサークル「あくてぃぶ」や、行政と連携しながらより多くの住民がスポーツに触れられる「総合型地域スポーツクラブ」を設立しています。

 今回みんなで挑戦した「アルティメット」は、フライングディスクを使ったスポーツ。佐藤さんが主宰する「あくてぃぶ」で普及したスポーツで、東北初となる「ビーチアルティメット」を町内の海水浴場をフィールドに、2017年から開催するなど、町でも注目を集めているスポーツです。

 いよいよスポーツ交流の時間です!生徒のほとんどが未経験でしたが、佐藤さんに指導を受けながら練習をしていきます。

 1対1で投げ方を教わりながら練習、アルティメットならではの動きの練習、オフェンスとディフェンスに分かれての練習など、練習内容は部活さながら。和気あいあいとしながら練習をしていきます。
 最後にはチームに分かれて試合。佐藤さんも一緒にチームに入って盛り上げていきます。
 得点が入るたびに歓声があがります。

 当初は緊張の様子があった生徒たちも、今やすっかりリラックスした表情に。言語の壁はあるものの、佐藤さんと台湾の生徒の間にも自然と交流が深まっていく様子が見て取れます。

 「友だちともっと仲良くなれた気がする」

 「いいリフレッシュになりました」

 「暑かったけど、汗流して気持ちいいですね」

 「グラウンドも最高でした!」

と生徒たちにも大好評!

 南三陸町には小さい町ながらも、総合体育館やグラウンド、野球場、ビーチなど体を動かすにも最適なスポットがあります。特に長期間の実習や滞在のときには、チームビルディングとリフレッシュを兼ねて、座学やフィールドワークでもない、スポーツ交流が選択肢の一つとなるかもしれません。 
 自然な形で肩肘張らずに町民とも交流ができるスポーツ交流を、ぜひ取り入れてみませんか?

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