仙台市立寺岡中学校様【南三陸BBQ体験】実施レポート
■南三陸BBQ体験
■実施概要
【日時】2022年5月12日 12:00~13:00
【団体】仙台市立寺岡中学校様
【人数】137名
南三陸町の教育旅行の楽しみの1つに、食事があります。
体験学習で体を動かしたり、学んだりした後に待っている美味しいご飯。
旅行で訪れた方からも「普段はこんなに食べないんだけど、ここに来ると食べちゃうんだよなぁ」という声を聴くほど、南三陸町の食には定評があります。
今回は漁業体験とまゆ細工作り体験の合間に「南三陸BBQ」を体験していただきました。
会場は志津川仮設魚市場です。
2011年の東日本大震災で南三陸町の魚市場は全壊してしまいましたが、南三陸町地方卸売市場ができるまでの約5年間、町の水産業の要となっていた施設です。
現在は地域イベントの会場として使用され、今も町のにぎわいの拠点として活用されています。
今回、BBQのセッティングを担当したのは、普段「手ぶらでBBQ」というプランを提供している神割崎キャンプ場のスタッフの皆さん。
さすがの手際の良さで、各テーブルごとにBBQ機材や食材を準備して、火起こしも完了。
生徒のみなさんは到着してすぐに焼いて、食べて、楽しめます。
漁船が並ぶ海を見ることができ、海風を感じながらのBBQ。
風が少し肌寒いですが、天気がよかったので、海も綺麗に見えます。
一足早い夏気分を楽しみながら、BBQはスタートしました。
用意された食材は、豚肉やフランクフルト、ピーマンや人参、キャベツなど、BBQの定番食材はもちろん、ほたてやタコ、笹かまぼこなどの地域ならではの食材も。
グループごとに、自分の好きな順番で焼いていきます。
野菜とお肉とバランスよく焼き始めるグループもあれば、まずは野菜から焼くグループや肉だけどんどん焼くグループも。
町内産のお米で作ったおにぎりに醤油をかけて、焼きおにぎりにして食べるグループもいます。
「肉焼けたよ!」
「次、何焼く?」
「焼くの代わるから、食べなよ」
「みんなの分の味噌汁も取ってくるねー」
「え!タコ美味しいよ!」
「炭火で笹かま焼きに行こう〜」
グループごとに楽しそうな声が聞こえてきて、BBQを満喫している様子が見られました。
ある程度、お腹がいっぱいになったところで、みなさんが挑戦したのは焼きマシュマロです。
適度な焦げ目をつけるのが難しいようで、マシュマロを見つめる表情は真剣です。
一時ものすごい人だかりができるほど、生徒のみなさんはハマっていました。
最後に協力して後片付けをして、BBQは終了しました。
体験した生徒からは
「BBQで笹かまを焼いたのは初めて!外がカリっとしていて美味しかった!温かい笹かまの方が好きかも」
「グループ4人で焼きおにぎりを作って食べた。すごく美味しくできた!コロナ禍でなかなかBBQできなかったから、今回みんなとできて嬉しかった」
「時間があっという間に感じた。家族でBBQする機会はあるけど、同級生とする機会はレアで、とっても楽しかった!」
と感想をいただきました。
引率の先生からは
「生徒たちは4月にクラス替えをしたばっかりで、まだよそよそしい様子だったけど、この教育旅行をきっかけにだいぶ打ち解けてきた。特にBBQは、普段の食事よりもコミュニケーションが取れ、グループで協力して焼いたり片付けしたりする様子が見られたのでよかった。より生徒たちの仲を深めるきっかけになった」
「お魚が苦手な子も、『みんなが美味しそうに食べているから私も食べてみる』って挑戦して食べて、『美味しい』と言っていて、微笑ましかった。海のそばで海の幸を焼いて食べると、感動もひとしおだと思う」
と感想をいただきました。
BBQの醍醐味は、自由に、楽しく、交流を深めながら食事ができることです。大人数で体験するとなると準備や後始末が大変ですが、本プログラムは、食材準備から火おこし、後片付けまでお任せのお手軽プラン。タイトになりがちな教育旅行のスケジュールの中にも無理なく組み込むことができます。ちょっと特別な食事があることは、体験学習を頑張るモチベーションにもなります。南三陸町での思い出づくりにぜひいかがでしょうか。