12月20日、南三陸町戸倉にある海のビジターセンターでは
みちのく潮風トレイル縦断ミニフォーラムが開催されました。



みちのく潮風トレイルとは??と思われる方もいらっしゃると思います。
こちらは青森県八戸市~福島県相馬市までの太平洋沿岸全長約900km
つなぐ長いコースとなります。
トレイルとは森林、里山、海岸、集落を通る「歩く道」のことです。

2011年の東日本大震災で被災を受けた沿岸部を歩きながら
その地域ならではの自然や風景を感じてもらい
ハイカー同士の交流も楽しんでいただきたいと
環境省はじめ、各市町村が取り組んでおり
2019年3月の全ルート開通を目指して整備が行われています。

全ルート開通に向けては現在21区画690kmがすでに開通
南三陸町では歌津田束山から入谷を通り、戸倉神割崎へと
向かう全長38kmのトレイルが2017年4月に完成。
5月には開通記念ウォーキングイベントが開催されました。
その模様が南三陸NOWに掲載されています。(コチラから)

——————————————————————————————–

ミニフォーラムにて!!
 

今後トレイルに訪れる人が増えていくと予想されるため
ロングトレイルの魅力や地域の関わり方を知ってもらいたいと
北海道のロングトレイル北根室ランチウェイ 71.4km」
作り上げた佐伯雅視(さえきまさし)さんに講話をいただきました。

佐伯さんからは自身が作り上げた「北根室ランチウェイ」について
取り組んできたことを元に

コース作りは歩くことが好きな人達がやらなければいけない
 北根室ランチウェイはコースがなだらかで整備がしやすいよう
 コース変更などもした。コースの様々な活用方法としては
 トレイルコースを走るトレイルランニングや冬には雪原を歩くなど
 皆に北海道の自然に触れてもらい歩きながら旅をしてもらいたい」

 とトレイルへの熱い思いやコース作りについてお話いただきました。


講話後は対談を中心に行なわれ潮風トレイルの現状や
今後の取り組みについて話し合いがなされ

コース作りにおいての市と町の連携について
地域の方々の参加についてどういった対策をしていくか

と長距離コースを作る上での問題について議論されました。

2時間という限られた時間の中で
今後市や町がこの取り組みにどれだけ多くの人を呼び込めるのか。
など多くのことを学ぶことが出来たフォーラムでした。

—————————————————————————————–

みちのく潮風トレイルは今現在地域別に開通という形ですが
被災地の現状を見るだけでなくその地域ならではの自然
や住民との交流など様々な面から東北のことを知ってもらえる
そんなプロジェクトです!!

 

南三陸町のコース紹介

南三陸町でいえば田束山から一望できる町の景色
戸倉地区の神割崎といったこの町ならではの絶景スポット
巡るコースになっています。




トレイルに興味があるという方や今回トレイルについて初めて知り
どういったコースがあるのかと興味をもたれた方は
ぜひ環境省HPに掲載されているモデルコースを参考に
自分が訪れてみたい地域についてご覧ください!!

環境省モデルコースリンク先 http://tohoku.env.go.jp/mct/modelcourse/

 

みちのく潮風トレイル
お問い合わせ先 環境省    TEL 03-3581-3351(代表)

南三陸町トレイルコース
お問い合わせ先 南三陸町商工観光課観光振興係  TEL 0226-46-1385
        南三陸町観光協会       TEL 0226-47-2550

 

↑ページトップへ