皆さんこんにちは、マドレーヌです。
今年も早、一か月が過ぎようとしています、
寒に入り毎日厳しい寒さが続いておりますが
皆さん!お変わりございませんか (*^_^*)
さて、
南三陸町ではこれまで、伝統行事や郷土芸能などが
さまざまな形でうけつがれてきました。
今回は先日歌津地区で行われました、
伝統行事の様子をご紹介したいと思います。
♪♪ お船玉、あらよう 取らせる魚 授けたまえやー
ささよー よいとこーら よいとなーえー
へんやや― へんややー へんややー ♪♪
子供達の元気な歌声が、歌津寄木漁港に響きます。
南三陸町歌津寄木地区に昔から伝わる、
小正月の伝統行事 ささよの歌です。
地域の小中学生の男の子、全員が参加し
ハッピ姿で海岸に集まり、大将(その年の学年の年長者)を先頭に
※(大将→昔は船頭と呼んでたようです)
大漁旗と船名旗を付けた旗ざおを担いで
本来なら、地区全戸それぞれの家の前で歌い込み、祈願しますが、
ここ寄木地区は46戸のうち35戸が被災してしまいました。
にもかかわらず、昔からの行事を絶やすことなく、
200年余の歴史があり、
町の文化財にも指定されている伝統行事を
今年は小学1年生の子を含む6人の男の子が
うけつぎ、無事大役を務め終えました。
郷土を思う心がしっかりとうけつがれました。
さらに、
JR東日本さんの支援でささよ太鼓とハッピが揃い
この日は太鼓の披露もありました。
こちらは女の子も参加し元気の良い、かけ声と共に
傍らで
暖かく笑顔で見守る地域の皆さん と
保存会の皆さん (*^。^*)
世代を越えて
永遠に伝統行事がうけつがれることを祈りたいと思います。
この震災で、
寄木漁港は70~80センチの地盤沈下がありました。
再び足を運んでみると、従来の荷揚げ場は、
ちょうど満潮時でもあり、水没の状態でした。
漁業の復興は進んでいますが、
これから、ワカメの収穫作業が始まります、
寄木漁港の一日も早い復興を願うだけです。