台湾の南部、台南市の高校「私立興国高級中学校」さんが、教育旅行で17日・18日と南三陸町に滞在しました。
南三陸町到着後、町長から歓迎のあいさつをいただき、モアイ像前で記念撮影。
その後、南三陸町在住の台湾人ガイドさんによる震災学習と、民泊を体験しました。
民泊のお別れ式では、別れを惜しんで涙を流す生徒さんも。一晩で、まるで本当の家族のように絆を深めた台湾の生徒さんと受入れ家庭の皆さんの様子を見て、とても嬉しくなると同時に、胸がグッと熱くなりました。
南三陸町の方々の人柄と心の温かさは、言葉の壁を超えて海外の方々に伝わるのだと、改めて確信しました。
またひとつ、南三陸町と台湾の絆が生まれました!!
興国高級中学校の皆さん、南三陸町へお越しいただき、ありがとうございました!
今月は、あっという間に1か月が過ぎていきました~
なぜかというと・・・教育旅行シーズンなのです!
早速、その様子をレポート!
●仙台市立向陽台中学校 2年生 135名 2泊3日の滞在
まずは、語り部による学びのプログラムで震災学習。
しっかりとメモを取り、「命」と向き合っている姿に感動しました。
そして、民泊体験プログラムでの対面式。
今回は人数が多いため、登米市との分泊で半分の77名が南三陸町で民泊。
2泊3日お世話になる南三陸町の家族と緊張のご対面です。
そして、2泊3日の民泊体験での一コマ!
~林業体験~ 大きな木材をロープをかけて運びます!
~まゆ細工体験~ 昔は養蚕が盛んだった入谷地区。今でも伝統が残ってます。
~そしてお茶っこ~ みんなが寄ればお茶飲みタイム。
そして、感動のお別れ式へ。
「ありがとう、またね」の気持ちを伝えあいます。
「また、必ず、絶対来るからねー!」と一生懸命手を振ってくれました。
・プログラム内容「民泊体験・語り部による学びのプログラム」
・仙台市立向陽台中学校 2年生 135名(民泊77名)
・2016年5月18日(水)~20日(金) 2泊3日
・民泊受け入れ家庭18家庭
この他にも、
・仙台市内の中学2年生 125名 2泊3日
民泊・語り部による学びのプログラム・まゆ細工・漁業体験・海鮮BBQ
・台湾の澎湖県より国立澎湖高級海事水産職業学校 34名 1泊2日
・台湾の南投県より南投懸三育高級中学校 11名 1泊2日
・札幌市より中学2年生 194名 1泊2日
語り部による学びのプログラム・職場体験
・小樽市より中学3年生 52名 1泊2日
民泊 etc…
おかげ様で、少しずつではありますが以前の教育旅行の姿に戻りつつあります。
民宿も再建が進み、民泊も登録家庭数が増え、漁業体験やまゆ細工体験も大口の受け入れが可能となってきました。
民泊のお母さん方も、前はよく来てたんだよ~なんて話してくれました。
実は、今回の仙台市内の中学校様の来町。震災後初めての受け入れでした。
また、成長した姿を見せに来てほしいですね。
この町にとって、子どもたちの笑顔が何よりものパワーです。
明るい未来へと繋がりますように!!
当協会では、震災時多大なるご支援をいただいた台湾との交流を積極的に行っています。
教育旅行誘致にも力を入れており、今月は台湾から3つの高校が教育旅行で南三陸町へいらっしゃいます!!
繭細工作りをしたり、民泊をしたり、震災学習をしたりと、各学校さんそれぞれで充実した滞在内容となっています。
南三陸でたくさんの出会いと学びを体感していただけるよう、心を込めて受け入れをさせていただく所存です。
去る4月下旬には台湾の台南市で開催された教育旅行説明会に参加し、南三陸町のPRをしてまいりました。
この説明会は、台湾の学校関係者向けに開かれたもので、会場には台南市内を中心に、多くの学校関係者(校長先生など)が集まりました。
台湾では、まず学校が大まかなルートを設定し、その後旅行会社に詳細なツアー行程の作成を依頼することも多いため、学校の先生が教育旅行先の選定に大きな力を持っています。このため、学校の先生方に直接PRする機会はとても貴重であり、かつ効果的な機会なのです。
南三陸町のPRでは、民泊や各種体験など、南三陸で体験できるプログラムを説明するとともに、震災後、台湾から多くの支援をいただいた御礼と、ぜひ台湾から多くの子供たちに来てほしいという想いをお伝えしました。
説明会後には、数件の高校や専門学校の先生から、南三陸町への教育旅行の問い合わせがありました!
ぜひ南三陸へ来ていただけるよう、今後も情報発信等続けて参ります!!
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